引き分けだっていいじゃない

 3次予選第2戦はアウェーでのウズベキスタン。移動込みで中3日と選手たちのコンディション調整が厳しい中、ピッチコンディションも劣悪と、日本にとっては厳しい試合となった。ということでスコアは1−1のドロー。体調にピッチと二重にコンディションの悪さが重なったことを考えれば悪くない結果ではないかと。
 スタメンは柏木でも清武でもなく阿部。攻撃よりも守備の安定を取ったのと、後半に備えてリズムを変えられる選手をベンチに置いておきたかったのではないかと。リード時ならともかく点が欲しい場面で新顔の田中や原口は使いづらい(ハーフナーは“高さ”っていう絶対的なものがあって局地戦で使いやすい)。怪我があって万全といはいえない遠藤の交代も視野に入れた結果、スタメン阿部のチョイスになったと考えておこう。なので柏木も阿部も結果的に良さを出したとは言いがたいけど、チームの現状や相手との相性も考えれば、この2試合で見限られるということはないはず。
 選手とピッチ双方のコンディション以外に苦戦の原因を探すとすれば、中盤の守備での軽いプレーが多かったことかなぁ。これはピッチコンディションには大きく関わってくるか。とにかく中盤で相手のドリブルにプレスをはずされすぎた。そうなれば守備はどうしたって後手に回るし、カバーに入った後ろの選手の負担は増えるし、さらに空いたスペースを使われるしと悪循環。ボールを奪うことよりも、勢いを止めることで守備を安定させるやりかたもあると思うんだけども。何であんなに軽いプレーが多発したんだろうか。というか中盤であんなにドリブルを仕掛けるウズベクも異常だけどw リスクとか考えてないのかw まぁウズベクは移動距離が短いこともあってかコンディションがすごい良かったし、ああいうピッチでもやりなれてるんだろうし。レギュレーションを考えれば勝点1で十分ではないでしょうか。
 レギュレーションといえば、3次予選は2位以上が通過で、通過順位が最終予選の抽選に影響するのかと思ってたんだけど、抽選時の最新FIFAランキングでシードを決める模様。現FIFAランキングを適用するとオーストラリアとは別組、韓国とイランで1/2ってところ。そこに続くのが中国、ウズベクカタール、ヨルダンあたり。まぁ、FIFAランク上位4チームが同居するってことはないので、3次予選は順位関係なく突破すればOK。ザックには清武やハーフナーみたいに上手く新戦力を組み込みながらチームを成長させて欲しいね。