負けはしたけれど

 W杯3次予選最終戦、対ウズベキスタン。仕事が長引いて家に着いたのは8時過ぎ。なので試合を見たのは前半30分過ぎから。ネットの情報等を見るに、どうも前半は良いプレーが出来ていたらしいが、どうやら僕が見始める頃には落ち着いた展開になってしまっていたようだ。なので、試合を通しての印象としては「身体が重そうだなぁ」となる。ミスも多かったですね。国内組は開幕前、海外組も長距離移動で中1、2日ではね。それでも本田を除くベストメンバーをそろえたのなら勝ってほしかったけども。
 この負けを受けてザック批判も出てきておりますが、個人的にはまだ信頼は揺るがないかなぁ。ニュース・ネット等では国内組で行くべきだったとか、最終予選まで3ヵ月間代表戦はないことなどがフューチャーされておりますが、ここで呼んでおかないと、海外組は半年間代表戦をしないことになっちゃうんだよね。なのでコンディション不良は承知の上でウズベキスタン戦は海外組みの連携確認、先日のアイスランド戦は国内組みのテストと割り切って臨んだと思われる。交代で憲剛ではなくあえて乾を投入したこと、FWに前田を招集しなかったことを考えてもね。もちろんザックも負ける気はなかったと思うけど。失点場面も含めて何度かあったウズベクのカウンターの場面で選手が戻ってこられないのは、前掛かりになっていたことを差し引いてもちょっと衝撃的。それほどまでにコンディションが悪かったのかと。乾の攻→守の切り替えの悪さはさすがに擁護はできないけど。
 本来は乾を先発で考えていた可能性もあるよね。あえて藤本を使ったのはアイスランド戦の好パフォーマンスを受けて、主力との組み合わせを見てみたかった。なので藤本先発を決めた時点で宮市を試合に出す気はなかったのかも。細貝は出るはずだったけど、長友の負傷で流れてしまったと見るのが妥当な気もします。
 で、最終予選のグループ抽選は3次予選の成績ではなく、FIFAランクの順位でシードが決まります。現在は上から順にオーストラリア、日本、韓国、イラン、中国、ウズベキスタンイラク、ヨルダン、サウジアラビア…。最新ランクの発表は3月7日。つまり現状維持なら日本は第1シードですが、韓国と同組になる可能性があるが、韓国と順位が入れ替わるとオーストラリア・韓国のどちらかと同組になる可能性が出てくるってことです。第1シードを維持してオーストラリアも韓国もいない組になるのが理想なんですけど、オーストラリア・韓国・日本が同組に揃い踏みってことはないので、TBSの実況みたいに神経質になる必要はないと思うけど。
 でもウズベキスタンは素直に強かったと思う。最後まで運動量は落ちなかったし、球際での強さ、キープ力、縦への推進力も持っていた。1週間前に韓国入りしてコンディションを整えてきたことも含め、しっかりとした準備をしてきたことが伺える試合内容だった。一方の日本代表は確かに低調なパフォーマンスではあったけど、海外組が増えたことによる弊害も改めて浮き彫りになったし、日程問題により本格的に取り組む良い機会になればいいのだけど…。